
わたしたちは、生まれてこれまで自分の五感を通じていろいろなものを認識し、
たくさんの体験をしてきました。
その国の、その土地の、その家族、その社会の中に伝わる
「~しなければ」「~するのが当たり前」「~するのが良いこと」「~するのは悪いこと」という
たくさんの教えや常識ともに五感を動かし、物事を捉え、
そして周りの人たちの反応を受けながら何かを考え、感じ、
その記憶によってわたしたちそれぞれの感情や考え方、行動のパターンはとても自然に培われてきました。
そしてそのパターンで生きる自分を「自分」だと思い込んで生きています。
もちろん、それは大切なわたしたちの体験の一部です。
でも、今「自分」だと思っているあなたは五感の捉え方でさえ
よくよく考えてみたら後から教え込まれたもの由来になっていませんか?
そしてそのことに気づかず時を重ねれれば重ねるほど教えが複雑に絡み合い、
奥底の自分との繋がりは薄れ外側の思い込みや習慣が強化されていたりします。
思い込んでいる「自分」に自然に捉われて生きてしまうこと、
内側の奥底の自分と繋がっていないことで自然に習慣や反応で行動したり、
周りに翻弄されて外側ばかりにフォーカスして生きてしまうことが
自分らしく生きることを遠ざけ、たくさんの問題を生み出し
わたしたちを苦しめてしまうのです。
だから、外側で自動的に生きている自分、
いろいろなドラマにいつの間にか巻き込まれていたり、
問題に入り込んでさらに物事を複雑にしてゆく自分から解(ほど)けてゆくために
『気づいている意識』を目覚めされることが大切なのです。
深く深く気づいている意識に目覚めてゆくこと、
それは言葉を超えた奥底の自分と出会ってゆく扉となるのです。