
目が覚めて、今日が始まる。
顔を洗って、
ご飯を食べて、
出かける支度をして、
仕事に向かい、
仕事をして、
帰ってきて、
お風呂に入って、
夕飯を食べて、
テレビをみて、
疲れを癒すお酒を飲んだりして、
そして寝る。
例えばそういう1日。
気づけばそういう毎日。
たくさんの『する』ことをこなして
いつの間にか1日が過ぎてゆく。
1カ月が過ぎ、あっという間に1年が過ぎてゆく。
『する』ことがあると「時間が早く過ぎる」と安心し、
ゆっくり過ぎてゆく『する』ことがない時間が手もちぶたさで退屈に感じる。
いつの間に、そんなふうに日々を過ごすようになったんだろう。
いつの間に、そのように過ごす日を、『当たり前』に感じるようになったんだろう。
いつの間に目の前の日々が輝きを失ったんだろう。
いつの間に一瞬一瞬を大切に感じなくなったんだろう。
いつの間にか大切な何かをどこかに置いてきてしまったのかもしれない。
ふと、『当たり前』のように過ごしていた時間に「?」を感じた時、
それはいつの間にかどこかに置いてけぼりにした大切な内側からのノックかもしれない。
さあ、目を覚まそう。